2020-01-01から1年間の記事一覧

2020/08/29

春になったら鎌倉に行こうと思ってた。夜行バスに乗って電車を乗り継いで江ノ電で七里ヶ浜まで行こうと思ってた。予想不可能こそが面白いなんて謳ってる人間はどうかしてる。予想通りに楽しいことや嬉しいことを積み重ねて生きていたかった。それだけだった…

2020/08/22

爪が伸びるのが早いのか時間が経つのが早いのかどっちなんだろうと考えてた。私にとって何かを失うことはどんな言葉で繕っても「いい経験」にはならない。みんな悲しみをどう乗り越えて生きてきたの。耐えてきたの。今の私にはどうしても分からない。 大切な…

2020/08/15

猫を撫でてると幸せな気持ちになります。仕事でミスをしたこと、言わなきゃよかったなと後悔したこと、水をこぼしたこと、電車を乗り間違えたこと、そういう色んなことを忘れられるくらい幸せな気持ちになります。 大切な人ほど「この人はこうあってほしい」…

2020/08/08

数年前に押し入れの奥の方から見覚えのない大量の紙切れが見つかった。四つ折りにしてハサミで切ったチラシ。その裏にボールペンで書かれた汚い字とヘンテコな絵。それはずっと昔に毎朝パパが私とお兄ちゃんのために書いていた置き手紙だった。まるで記憶に…

2020/08/01

私は別に幸せになりたいわけじゃない。愛されたいわけでも守られたいわけでもない。ただどれだけダサくても馬鹿みたいでもそれなりに心がじんわりと温まるエンドロールを迎えられる人生を送りたいだけ。ページをめくりたくなるような人生を送りたいだけ。退…

2020/07/25

自分のことが嫌になるたびに理想の自分を思い描いてきた。これは応急処置みたいなものであって傷口はすぐに開いてしまう。縫い合わせても貼り合わせてもすぐに剥がれてしまう。これの繰り返しを何度も繰り返しながら今日までやってきた。後悔が消えることは…

2020/07/18

この歳になれば風邪を引いたくらいじゃ誰も心配してくれない。むしろ怒られる。自己責任、自己管理、自己解決。これは私の話ではなく誰かから聞いた話。私は未だにぬくぬくとした環境に居て風邪を引いても心配してもらえる。誰かが悪いとかそういう話ではな…

2020/07/11

私はまた悩んでいる。過去の自分を救うのは過程。未来の自分を救うのは結果。今日までの人生を振り返ったときに気付いたことだ。タイムマシンがあれば未来に行きたい。怖いもの知らずを装って未来に行きたい。さっき送信ボタンを押した答えもついでに教えて…

2020/07/04

私はいつも生きるとか死ぬとかそういう難しいことばかりを考えている。ほんの数ヶ月前までテレビにかじりついて誰かの生死を見届けていたはずなのに今は目を塞ぐようにしてどうにか避けていこうと必死な様だ。毎日数字が前後する。生きるとか死ぬとかそうい…

2020/06/27

たかが人生されど人生。どれだけ不安を前借りしたとしても積み重なっていく人生。できれば楽しく生きていたい。できれば悲しい思いはしたくない。借りてきたCDのブックレットを読んでいる時間が好き。私がこうして言葉を発信し続けている理由。誰か知って…

2020/06/20

言葉は曖昧だ。人によって捉え方は違うでしょう。伝えたいことの半分も伝わらない世の中で器用に生きていけという方がおかしい話だ。深夜のラジオ番組でくだらないトークを永遠と繰り広げている。これくらいが丁度いい。みんな阿保になってしまえばいい。 久…

2020/06/20

好きなアイドルがアイドルを辞めた。この事実は彼の家族でも友人でもない私にとって一人の人間が死んでしまった感覚となんら変わらないように思う。 割と冷静です。お腹も減ります。だからこんなにも早く言葉にします。本当はしばらくの間音沙汰もなく悲劇の…

2020/06/13

お金が貯まってく。録画残量は減ってく。相変わらず眠りは浅くて不安は多い。猫を撫でたりお米を食べたりしながら心のバランスを取る日々。誰かのために生きることよりも自分のために生きることの方がなんだかんだ難しい。梅雨入りが発表された。湿度の高い…

2020/06/06

心の中にある余裕が全てなくなったときはまず最初に喉が乾く。東京で働いてたとき、最寄駅から家までのたった10分も我慢できずコンビニで少し値段の高いオレンジジュースを買って家に着くまでに飲み干す日が何度かあった。喉が潤ってようやく涙が出る。悲…

2020/05/30

大阪に帰るとパパは必ず「ご飯付き合って」と言う。今回はいつものお店が開いてなくて一駅先まで歩いた。お酒を飲みながら最近観た映画の話をする。酔いが回り始めた頃に撮りたい映画の話をする。帰り道、風が気持ちよかった。少しだけ夏の匂いがした。パパ…

2020/05/23

両手で器を作って水を掬うときに上手く掬えなかったら落ち込む。スーパーの出口で卵のパックが入った袋を落としたおじいちゃんを見かけたときは悲しくなった。大きい不幸よりも小さい不幸の方が心に負担がかかる。それの積み重ねで私は壊れていく。死んでし…

2020/05/16

今の人生はあの頃の延長戦だといいな。そんなことをよく思う。映画を観た後に話したい誰かがいることには変わりないのにあの頃と今とで違うのは話したい誰かが近くにはいないこと。近いようで遠く遠いようで近い。もどかしさだけを胸に抱えて今日も眠りにつ…

2020/05/09

ママと住むようになって気付けば半年が経ってた。ママが家を出て行ったのはかれこれ十年以上も前で十年以上もの間、違う場所で全く違う人生を歩いていたのかと思えばちょっとだけおかしい気持ちになる。ママは夏祭りの日に家を出て行った。朝早くに私の髪の…

2020/05/02

時には辛くても平気な顔をして生きていかねばならない日だってあります。それは大人になるにつれ増えていき下手くそな笑顔が上手になるというヘンテコな自分に出会ってしまうのです。テレビの録画残量が減るたびに心までもがすり減っていくあの感じに私はも…

2020/04/25

みんな元気ですか。ご飯は食べてますか。最近は手紙を書くことも減ったから改まった言葉を綴るのには勇気がいる。私は自分のためだけに書く日記を続けられなかった。だから誰かが読んでくれるかもしれない場所で誰かのために言葉を綴ることにした。どうやら…