私はどうしても自分以外の誰かに「あのさ〜聞いてよ〜こんなことあってさ〜」から始まる話を連絡として送信するのが苦手だからさ。本当はどうでもよくないんだけど自分以外の誰かにとってはどうでもいいような話を今からここでするね。人と会う機会があまりにもなくて誰にもできない話。独り言だから一人にも届かないかもしれないけどもし届いたならば私の代わりにそっと供養してくれよ。
あのさ
高校時代の友達が結婚したねん。卒業してから全然会わなくなったけど、緩く長く繋がってるグループがあって。それぞれの誕生日にだけおめでとうと送り合うような仲でさ。その中でも特によく遊んでた一人が結婚した。式を挙げるなら行くねと約束もしてた。でも私は行かんかった。ここから先、多分最低なことしか言わんから最低な奴だと思って読んでね。なんか顔を見てお祝いする自信なかったねん。ここ数年ずっと体も心も不安定で自分のことで精一杯やった。友達と遊んだりライブに行ったりするけど心の底から楽しい！と思える日がほとんどなくてさ。結婚式に行くことを想像したとき、お金とか身だしなみとか空間とか移動とか色々考えてると息が苦しくなってきてさ。どうしてもお祝いの場に行く自信がなかった。行くと決めても当日突然無理になる気がした。悩んだ末に本人にもグループにも体調のことを伝えて欠席することにした。一応本人を含めたみんな（一人だけ最後まで返事がなかった）理解してくれた。文面では理解を示してくれた。それから式は無事に行われてグループにいっぱい写真が送られてきたとき、少しだけ行けば良かったと後悔した。ただ私は最低ながらも個人的にお祝いはしたしメッセージも送ったし誰にも失礼がないようにしたつもりやった。でも結婚式の翌月にあった私の誕生日。今年はグループの誰からもおめでとうをもらえなかった。結婚に比べりゃめでたいことなんて一つもない。むしろ祝ってもらえると思ってた自分が恥ずかしいし馬鹿げてるし図々しい。どうすれば良かったんかなあと考えてる。胃を痛めながら無理に着飾った笑顔で友達をお祝いしたくなかった。そんな自分を許せなかった。でもそんなの私だけの問題やもんな。ごめんなさい。ほんまにほんまにごめんなさい。もう友達じゃなくなったかなあ。
あのさ
なんか懐かしい再会とか職場の環境の変化とかインスタで日々更新される誰かの私生活を見てると急に焦り出しちゃってさ、久しぶりにマッチングアプリを始めたねん。結論から言うとたった一ヶ月でまたアプリは消したんやけど。うーん自己肯定感が急速に下がっただけでしたね。誰ともマッチングしなくて、したと思えば気持ち悪いメッセージが送られてきて、途中からは何をしてるんやろうと阿呆らしくなってきてさ。トドメは一人だけ会った人がおったんやけど。歳上で背が高くてお洒落で好きな音楽がとても似てる人やった。マッチングしてから割とすぐ会うことになって本当は困惑した。でも断って連絡が途絶えたら嫌やなと思って会うことにした。めちゃくちゃ緊張してしまったし大雨降ってたけど楽しかった。向こうも楽しそうに見えた。私の服装も褒めてくれた。彼は全然自分のプライベートな部分を話さなかった。服の話ばっかしてた。最後まで連絡先も聞かれなかった。駅の改札まで送ってくれたけど「またね」とは言われなかった。うーん不完全燃焼。でも私は楽しかったし向こうも退屈そうには見えなかった。だから別れてすぐに彼にメッセージを送った。「今日はありがとうございました。食事も出していただいてありがとうございます。あいにくの雨でしたが楽しかったです」また会いたいとも思ったけどそれは返信が来てから様子見てにしようと我慢した。でもそれから待てど暮らせど返信が来ることはなかった。もう一週間以上が経つ。気持ち悪い自覚を持ちつつも不安すぎてポイントを使って既読がついてるかも確かめた。既読はついてた。毎日オンラインにもなってる。でも返信は来ない。阿呆らしい。私の何が駄目やったんやろう。たった一度で私の何が分かるんやろう。あーああーあ阿呆らしい。たった一度会っただけの人に心をかき乱されて阿呆らしい。アプリなんて消しちまえっ。
恋愛も結婚もできる自信がない。
話は変わって。今の場所に引っ越してきて秋で丸四年が経つ。今の私には「惰性」という言葉がよく似合う。こんなにも味気なく変わり映えのない四年間は人生で初めて。最初は体も心も大丈夫になるために引っ越してきたんやけど、なんか今の方が体も心もボロボロで全身に毒が回ってる感覚。誰が悪いとかではなく私だけが色んなものを駄目にしていて自分自身も駄目になっていってる。そろそろ大阪に帰ろうと決めたのはほんまにここ最近の話。絶対になるもんかと思ってた正社員になろうとしてる。まだ何にも決まってないけどそういう話を投げている最中。大阪に帰って一人暮らしをして働いたり友達と遊んだりライブに行ったりする。それでようやく私は大丈夫になると信じてる。楽しみ楽しみ。常々やり直したいとか生まれ変わりたいとか死にたいとかそんなことばっかり考えてるんやけど、今はそれを上回る生きたいを実感してる。私の未来予想図が叶いますように。頑張るから絶対に頑張るから叶いますように。超がつくネガティブ思考やから上手く行かなかった場合のことばかり考えてしまうけど、大丈夫だと私が信じてあげてる。
とても近況
全話を無料開放していたおやすみプンプンを読んでから頭痛が治らない。ロックロックこんにちはのチケットが手に入った。好きなアイドルがいたグループのライブが決まり当落の結果待ちをしてる。毎日なんとなくフワフワしてる。もうすぐ立て続けに旅行の予定が入っていて今から胃が痛い。秋に公開される映画、私がキャスティングしたんかな？ってくらい好きな俳優しか出演しないの控えめに言っても最高。最近よく食べ物を落としたり水とかお味噌汁をよくこぼす。働いてる店の閑散期があまりにも長くて毎日仕事に向かうのが憂鬱。今ここで文章を書いていて「めちゃくちゃ長いやん。こんなん誰が読むねん」って一人で突っ込んでる。あっそうそう。引き摺りたくないからサラッと言わせてほしい。とても久しぶりに最後まで書くことができた大切な大切な脚本、掠りもしませんでした。ウケるね。まあまあいいもの書けたと思ったんやけどなあ。やっぱり私は誰かに評価されたくて何かをするのは向いてない。今回も記念に応募しただけやったし。忘れよう忘れよう！次々〜！まあとりあえず友達を失いかけてるけど恋愛を諦めかけてるけど新しい一歩を踏み外す可能性を持ち合わせてるけど私はちゃんと生きてるよ。それを言いたかっただけです。
