2022/09/20

 

中秋の名月を見てたらプラネタリウムに行きたいことを思い出した。今のところに越してきてから何度も地元に帰りたいと泣いてる。仕事を辞めたいのはまあいつも通り。それでも先日新しい大きめの家具を新調した。地元に帰るつもりも仕事を辞めるつもりもありゃしない。これで良いのかな?良いのだよの自問自答エンドレスターン。雨の日は歩いて仕事に行ったりもする。イヤフォンで音楽を聴いてると全てに納得できてしまう呪いが進行中。

 

みんなに会いたくてたまらないよ。何もしなくてもいいから会いたい。でもこれはドラえもんの世界で言う「タイムマシンで過去に連れてって」と同じ意味の会いたいだから叶うことはない。専門学校に入学したての頃、どう友達を作ればいいのか分からなくて毎日誰よりも早く登校して席に座ってた。必ず誰かが隣に座ってくれる。同じような志を持つ人たちとの繋がりはそう難しいものではなかった。

 

四年前に日記を書いてたことがあって。久しぶりに読むと背中あたりがこしょばくなった。汚ったない字で書き殴られたお金の計算メモとか好きな曲の好きな歌詞とか。とにかくお金がなかったらしく好きなアイドルに夢中だったらしく友達が大好きだったらしい。何だろうなあ、若くて純粋で心の傷が大きくて治りも早くて。私は過去の私に一生勝つことができないのかもしれないなあ。遠くて近くてそして果てしなく遠い存在。

 

私は何にも持っていない人間だから本来なら早いこと結婚して子供を産んでそれなりの余生を送るべきなんだろう。でも私は未だに何者かになりたくて結婚したいのかしたくないのかもよく分からない。温かくて可愛い猫と暮らせればそれで良い。家族が健康であればそれで良い。泣いてばかりの人生が嫌なわけではなく、変化していくことだけがたまらなく怖い。放課後のマクドでくだらん話をしたり友達にピアスを開けてもらったあの日々に戻りたい。

 

台風が過ぎて急に寒くなった。このままではまた死にたいだけの冬がやってくる。雪が積もればこの思いも積もり続ける。来年のカレンダーを選ぶ時間やフィルムカメラの現像を待つ時間は好きだよ。寒いとお鍋も美味しい。猫や犬のお腹はあったかくて柔らかい。死にたいだけの冬もこうだから乗り越えられてる。それを分かってるから言葉にもできる。久しぶりに日記でも書き始めようかなあ。