2023/05/10

 

じっくりと時間をかけて物事を考える余裕があるようでない。必要最低限の生活を送ることが精一杯の状況。それでも人並みの楽しみを求めてしまい、お金もたいしてないくせに贅沢ばかり。それが悪いとか情けないとか一切思ってはない。子供の頃から好きなものは多かったし自分の力で生きる糧を見つけてきたからその名残がずっとある。ただ働いてテレビ見てご飯食べて入浴剤を入れたお風呂に入るだけの幸せでは物足りないんだな。そんなことよりも人との繋がりにもう疲れてしまった。早く一人で暮らしていけるほどの強さと勇気が欲しい。

 

インスタを開けばみんな結婚して子供産んでる。私は何をしてるんだ?と我に返る。好きなアーティストがライブのMCでそんな自分に時々焦ると言ってた。どんなけ売れても幸せを見つけてもやっぱりそう思うんだなって。これは人間としての女としてのごく自然な感情なんだなって安心してみたり。私は何をしてるんだ?の自問こそあるものの別にこのままで良くない?の自答が今んとこ勝ってる。通帳の残高ばっかり気にしちゃうけど、息苦しい毎日に疲れてもいるけど、成り行きに任せて逃げるときは逃げて頑張るときは頑張るんだ。恋とか愛とかなんかそういう諸々面倒くさいものはその次。

 

書きたい物語がたくさんある。撮りたい映像がたくさんある。小学生の私が「得意」の欄に「物語を考えること」と残してくれていた。嬉しかった。自分の変わらない部分を見つけるたびに嬉しくなる。理想の中で終わらせるのもいいかもなと思ってる。これは諦めたとか疲れたとかではなく。理解されるか分からんけど私はずっと夢を見ていたい。夢を叶えるんじゃなくて夢を見ていたいだけで。なんてことを一時間に一本しか来ない電車を待ちながら文字にする平日の昼間。このあったかい現実にひっそりと紛れた夢の狭間で生きていたい。