2019/05/11

 

友達から彼氏と別れたと連絡がきた。お別れは生きてる中で1番経験したくない。お別れがあれば出会いもあるよ、なんてきれいごとだ。できることなら出会いだけを積み重ねて生きていきたい。

 

私はいつも咄嗟に言葉が出る。なんでこんなにもつらつらと言葉が出るのか不思議だ。自分が自分でないような感覚になる。きっと私の言葉のほとんどは今まで見て聞いて感じてきたもので出来てるんだろう。大好きな映画に音楽。大好きな人の言葉や行動。全てが私のものになる。そのことに気づいたときとても愛おしくなった。

 

お酒の席で先輩に「苦手なことがあってもいいから何かしらのスペシャリストになればいい」と教えられた。今までで1番しっくりくる言葉だった。私は不器用な私を愛したい。それでいいんだよと慰めてやりたい。泣いてばかりじゃ可哀想じゃないか。

 

今日、フジファブリック若者のすべてが耳に飛び込んできた。私が大好きな人とお別れをしたときに聴きたかった音楽だ。実際、本当にお別れがやってくると悲しくてやるせなくて聴けなかった音楽だ。大好きな人に愛してもらえなくなった日のことは、メロディでさえも消し去ってはくれなかった。

 

親はいつまでも若くて元気だとどこかで信じて疑わない自分が怖くなるときがある。当たり前のように時間は進むし当たり前のように親は歳をとる。親孝行は早くしないと後悔をする。後悔なんてもうしたくない。こりごりだ。でも何も考えたくない。

 

親と会話をしていると東京タワーを初めて読んだときのことを思い出す。私は「ボク」みたいな人生こそが本当にあるべきなんだと知った。だけどやっぱりお別れは生きてる中で1番経験したくない。

 

期待と不安がくっついてやってくる。もちろん不安の方がたくさんある。期待をして落ち込むくらいなら不安をかき集めて幸せになりたい。そう思うことは自然なことでしょう?間違ってないでしょう?私は大きな選択肢や賭けごとには向いてないだろうな。

 

頭が痛い。風邪が治らない。眠れない。今日の朝はとてもだめだった。あわあわと焦ってしまったし、朝から辛くて苦しくてトイレで泣いてしまった。日付が変わった今、だめだった自分のためにだめじゃない文章を書いている。だけど暗い人間だからどうしたって楽しくて笑える言葉が浮かばなかった。

 

明日はお昼に起きてオムライスを食べて録画してあるセブンルールを見るんだ。栞を挟んだままの伊坂幸太郎の本も読むんだ。新しいiPhoneケースに貼るステッカーを買いに行くかもしれない。いい夢が見られそうだ。